『鈴木先生』の作り方−作者・武富健治が明かすマンガ創作の思想と方法−
今更ですけど言います。
あけましておめでとうございます。
新年の挨拶、終わり。
さて、『鈴木先生』の作者、武富健治氏が北九州市立大学で特別に講義を行なうということで行ってきました。
聞き手は『鈴木先生』2巻の解説を執筆した、同大学の准教授・宮本大人先生。
授業1コマ分、1時間半しかなかったけどおもしろかったです。
コミックナタリー リアル鈴木先生!? 武富健治が北九州市立大で教壇に
せっかくの機会やったので、忘れないうちに講義の内容を簡単にまとめておこうと思います。
ただし、講義中にとったメモから内容を書き起こしたので、もしかしたら自分の解釈の違いで作者本人の意図とは違う内容になってしまっている部分があるかもしれません。
そこはご容赦願います。
講義内容
マイマイ新子と千年の魔法
ネット上で話題になってた『マイマイ新子と千年の魔法』を観て来た。
これは観て良かったなーと心の底から思える映画であった。
舞台は麦畑が広がっている昭和の山口県防府市。
主人公は2人、おじいちゃんに教えてもらった千年前のこの町を想像しながら日々楽しく過ごしてる活発な小3の新子と、東京から転校してきた同じく小3の貴伊子。
初めは周りにうまく馴染めなかった貴伊子であったけど、新子とどんどん仲良くなっていく。
そして池で見つけた金魚をきっかけに、他の皆とも仲良くなっていく。
てのが主なあらすじ。
この映画は、徹底した子供視点で描かれてる。
やから、主人公たちは空想したり走ったり、飛んだり跳ねたり、全ての行動を本気で楽しんで、観客も同じ楽しみを体験する。
子供の頃の何でも楽しめたあの感じを、映画を通じて思い出せるのね。
かと言って、「昔は良かった」みたいなノスタルジーを描いてるわけじゃない。
昭和の日常を丁寧に切り取った、ただそれだけなのだ。
終盤、新子がタツヨシに「明日も明後日も遊ぼうやー!」(みたいなセリフやったと思う)と言うシーン、このシーンで猛烈に感動してしまった。
辛いことがあったタツヨシにかけた新子のセリフであるけど、なんて前向きなセリフなんやろうと思った。
子供たちは、自分たちが子供であることをわかってる。
やからこそ、辛いことがあっても前向きに日常を楽しまないといけないし、子供である自分たちにはそれが簡単にできるよと、そういうメッセージであると感じた。
逆に、この映画では友だちとの別れ、家族との別れ、先生との別れってのも描かれてるけども、そういうのはあっさりと描写するだけに止まってるのね。
別れって、見せ方次第で感動のシーンになるのに、それを製作者はしなかった。
それはなぜか?
たぶん、この映画のテーマ(製作者が一番見せたかった部分)が「ノスタルジックな感動」ではなくて「昭和の山口県防府市で暮らす子供の日常を丁寧に描写する」やったんやないかなと。
その結果、この映画は押し付けがましい感動ではなく、心の底から自然とわいてくる感動を与えてくれるんやと思う。
この映画は色んな人に観てもらいたいなー。
でも、続映がピンチらしい。
たまごまごごはん 「マイマイ新子の続映がピンチです!」
できることなら、観れるうちに観て欲しい。
大きいスクリーンで防府の大自然と感動を体感するべきやと思う。
「マイマイ新子と千年の魔法」90秒プロモーション映像
今の時点での100枚
先日24歳になりました。
いやぁ、めでたい。
音楽を聴き始めたのは確か18歳の頃やったと思うので、そこからおよそ6年で色々な音楽を聴いてきたと思う。
そこで、24歳時点の俺が今まで聴いてきた音楽の中から100枚選ぶとしたらどうなるんかいなと思ったので書き出してみる。
たぶん、というか確実に3年くらい経ったらラインナップ多少変わってるんやろな。
■ Autolux / Future Perfect (2004)
■ The Beatles / Revolver (1966)
■ The Beatles / White Album (1966)
■ The Beatles / Let It Be (1970)
■ Big Black / Songs About Fucking (1988)
■ Blue Cheer / Vincebus Eruptum (1968)
■ The Breeders / Last Splash (1993)
■ Buffalo Springfield / Again (1967)
■ Camberwell Now / All's Well (1992)
■ CAN / Monster Movie (1969)
■ CAN / Tago Mago (1971)
■ Cibo Matto / Stereotype A (1999)
■ Devo / Q: Are We Not Men? A: We Are Devo! (1978)
■ Die Turen / Unterwegs mit Mother Earth (2005)
■ Dinosaur Jr / You're Living All Over Me (1987)
■ Dinosaur Jr / Where You Been (1993)
■ The Doors / The Doors (1967)
■ The Doors / Strange Days (1967)
■ Elliott Smith / Elliott Smith (1995)
■ The Flying Lizards / The Flying Lizards (1979)
■ Frank Zappa / Hot Rats (1969)
■ Galaxie 500 / Today (1988)
■ Gandalf / Gandalf (1968)
■ Gang Of Four / Entertainment! (1979)
■ George Harrison / All Things Must Pass (1970)
■ Hot Hot Heat / Make Up The Breakdown (2003)
■ J. Mascis & The Fog / More Light (2000)
■ The Jesus & Mary Chain / Honey's Dead (1992)
■ Jimi Hendrix / Are You Experienced? (1967)
■ Joy Division / Closer (1980)
■ Los Campesinos! / Hold On Now, Youngster (2008)
■ Maximum Joy / Unlimited (1979-1983) (2005)
■ Moby Grape / Moby Grape (1967)
■ The Music / The Music (2002)
■ My Bloody Valentine / Loveless (1991)
■ Neil Young / Zuma (1975)
■ Neu! / Neu! 2 (1973)
■ New Order / Substance (1990)
■ New Order / Get Ready (2001)
■ Pale Saints / The Comforts Of Madness (1990)
■ Peter Ivers / Terminal Love (1974)
■ Pink Floyd / The Piper At The Gates Of Dawn (1967)
■ Pixies / Surfer Rosa & Come On Pilgrim (1988)
■ Pixies / Doolittle (1989)
■ The Pop Group / Y (1979)
■ The Posies / Frosting On The Beater (1993)
■ The Rain Band / The Rain Band (2003)
■ The Red Crayola / Parable Of Arable Land (1967)
■ Silver Apples / Silver Apples/Contact (1968)
■ Skywave / Synthstatic (2003)
■ Smashing Pumpkins / Adore (1998)
■ Sonic Youth / Daydream Nation (1988)
■ Sonic Youth / Washing Machine (1995)
■ Sonic Youth / The Eternal (2009)
■ The Stone Roses / The Stone Roses (1989)
■ The Stooges / The Stooges (1969)
■ Super Furry Animals / Fuzzy Logic (1996)
■ Super Furry Animals / Guerrilla (1999)
■ Syd Barrett / The Madcap Laughs (1970)
■ T.Rex / Electric Warrior (1971)
■ Talking Heads / Talking Heads: 77 (1977)
■ Talking Heads / Remain In Light (1980)
■ Television / Marquee Moon (1977)
■ Television / Adventure (1978)
■ This Heat / Deceit (1981)
■ Thurston Moore / Psychic Hearts (1995)
■ Tom Verlaine / Dreamtime (1981)
■ The Velvet Underground / The Velvet Underground & Nico (1967)
■ The Velvet Underground / White Light/White Heat (1968)
■ XTC / White Music (1978)
■ Yo La Tengo / Electr-O-Pura (1995)
■ 13th Floor Elevators / Easter Everywhere (1967)
■ V.A. / No New York (1978)
■ Blankey Jet City / The Six (1995)
■ dip / i'll slip into the inner light (1994)
■ FISHMANS / 宇宙 日本 世田谷 (1997)
■ FISHMANS / Long Season (1996)
■ Flipper's Guitar / ヘッド博士の世界塔 (1993)
■ Friction / 79 Live (2005)
■ Great Adventure / GREAT&FUNKY (2005)
■ JACKS / ジャックスの世界 (1966)
■ Number Girl / シブヤROCKTRANSFORMED状態 (1999)
■ POLYSICS / POLYSICS OR DIE!!!! (2004)
■ SPARTA LOCALS / 悲しい耳鳴り (2002)
■ SPARTA LOCALS / セコンドファンファーレ (2003)
■ Thee Michelle Gun Elephant / ギヤ・ブルーズ (1998)
■ toddle / Dawn Praise The World (2007)
■ Yellow Magic Orchestra / Yellow Magic Orchestra(US Ver.) (1979)
■ Yellow Magic Orchestra / BGM (1981)
■ ザ・ムンズ / Double Score (2009)
■ スーパーカー / スリーアウトチェンジ (1998)
■ ヤマジカズヒデ / Crawl (1992)
■ ゆらゆら帝国 / Sweet Spot (2005)
■ ゆらゆら帝国 / 空洞です (2007)
■ 割礼 / Live'88 (1990)
■ 割礼 / Live9091 (1991)
■ 芸能山城組 / Symphonic Suite Akira (1988)
■ 相対性理論 / ハイファイ新書 (2009)
■ サウンドトラック / COWBOY BEBOP O.S.T. 1 (1998)
■ サウンドトラック / 聖剣伝説 2 オリジナル・サウンド・ヴァージョン (1995)
このリストを何年か後に見返して、そんときの100枚と比較したい。
巨大なアヒルの子
大阪市で開催中の『水都大阪2009』。
でっかいアヒルが川に浮いてるってのがニュースになってて、しかも会場が家のごく近所(自転車で15分くらい)ときたもんで。
連休を利用して帰省中である俺としては、これは絶対に写真に収めねばと、そう思った次第でございました。
でかいくせになんて可愛らしい!
「人を食った」ほどの巨大アヒル出現!(YOMIURI ONLINE)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090910-OYT1T00634.htm?from=navlp
iPodなの?
20GBのiPodが壊れたのが2年前。
そろそろ英語の勉強しないといかんなぁと思ったので、英語のリスニング用に使うという建前で自分を納得させ、iPod nanoの8GBの購入を決意。
2年ぶりのポータブルオーディオプレーヤーでございます。
価格.comで調べて一番安いところで注文して、外に音楽を持ち運べる生活が帰ってくるぞ!とかワクワクしてたら、その翌日くらいにはまさかの新型iPodが発売されてた。
俺、涙目。
まぁ、新型じゃなくても音楽聴けたらいいですから、英語のリスニングに使うだけですから、とか強がってメンタルコントロールして一時は立ち直ったものの、amazon見てたら在庫処分か何なのか、iPod nanoの16GBの値段が、俺が8GBを購入したときの値段を下回ってた。
涙目、二回目。
嘘だと言ってよ、バーニィ!
容量2倍でしかも値段が安いとか、いたたまれない。
8GBに音楽を詰めてるけど、やっぱり入れたい音楽が入りきらなくて、とにかく値段を大幅に下げたamazonが憎い。
amazonが値段を下げたから、俺の悲しみが止まらない。
Peter Ivers祭り
こんち、俺です。
最近、Peter Iversの廃盤になってたCDがめでたく再発&発掘盤がリリースされたので7月末に注文してたんすけど、待ちに待った人が多かったのか手元に届いたのが9月になってしまった。
廃盤で手に入らないなら借りればいいじゃないと日本橋のレンタルショップに行ってもいつも貸し出し中で聴けずやった2nd"Terminal Love"をはじめ、プレミアがついて高嶺の花やったPeter IversのCDを聴ける日を迎えることができて、あたし幸せです。
サイケデリック・アシッドフォークの文脈で語られることがよくあるPeter Iversやけど、その分類は彼の音楽性のほんの一部であることが実際に聴いてみてわかった。
ジャズやファンク、ブルースなどに彼の奇天烈なボーカル(巷では宇宙人的と言われたり)がミックスされて、なんかヘンテコやけど中毒性がある楽曲に仕上がってる。
聴けば聴くほど新しい発見がありそうで、これから長い間付き合っていけそう。
In Heaven (映画『イレイザーヘッド』の劇中歌)
- アーティスト: Peter Ivers
- 出版社/メーカー: Wounded Bird
- 発売日: 2009/07/07
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